1997-03-10 ArtNo.9680
◆<馬>ABB、次はTNBの石炭発電所建設請負に照準
【クアラルンプル】ABBパワー・ジェネレーションSdn Bhdは電力会社トゥナガ・ナシオナルBhd(TNB)のペラ州マンジュンにおける石炭火力発電所の建設請負の機会を狙っている。
スガリ・エナジ・ベンチャーズSdn Bhdから7日、1303MW(メガワット)複合サイクル発電所完成認定書を授与されたABBのプロジェクト・マネージャー、イングリス・ワード氏が語ったところによれば、TNBの1306MWの当該発電所は2000年までに完成されねばならない。
ABBはスガリ・エナジ・ベンチャーから獲得した30億Mドルのターンキー・プロジェクトを予定の期日を6ヶ月繰り上げ1996年12月に完成した。同発電所は東南アジア最大の複合サイクル発電所で半島東海岸地域に電力を供給する。マレーシアン・リソーシズ・コーポレーションBhd(MRCB)傘下のマルコフBhdがスガリの75%のシェアを握っている。ABBはバクン水力発電事業に関わる東西マレーシアを結ぶ総額80億Mドルの海底送電線敷設契約も獲得している。(MBT:3・8)
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