1997-03-10 ArtNo.9677
◆UTV国際、<星>拠点に世界市場向けアジア番組制作
【シンガポール】メディア王ルパート・マードック氏をバックとするフィルム制作会社UTVインターナショナル・シンガポール(UTVIS)はシンガポールを拠点に世界市場向けのアジア番組を制作する方針だ。
UTVISのコリン・ビニー社長が7日催された開業式の席上明らかにしたところによると、近くパン・エーシアン・スターTVネットワークを通じて“シンガポール・ビジネス・リビュー”の放送が開始される。既に1年前からシンガポールで営業を開始、常勤スタッフ60人により110時間のTVプログラムと30時間の機内ビデオ・フィルムを制作した実績を有するUTVISにはUTVインターナショナルが75%、米国の投資銀行Pincus Warburgが25%出資している。
創設者でインド企業家のRonuie Screwala氏、UTVマネージング・ディレクターを務めるFirdaus Kharas氏、そしてマードック氏の3人が、カナダを本拠とするUTVインターナショナルを率いており、域内最大のプロダクションの1つとなっている。年間2000時間のTV/フィルムを制作、カナダ、インド、マレーシア、シンガポールで400人を雇用している。(BT,LZ:3/8)
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