1997-03-08 ArtNo.9662
◆<星>URA宅地入札価格、投機抑制措置以前のレベル回復
【シンガポール】都市再開発局(URA)が昨年末に募集した3区画のコンドミニアム開発用地には地元不動産業界の巨頭ン・テンフォン氏と政府系ピデムコ・ランドがいずれも一番札を入れ、その価格は投機抑制措置が導入された昨年5月以前の水準に近いものだった。
最大床面積2万6732平米のコンドミニアムを建設できるBishan Peak(1.27ha)には、ン氏傘下のビクトリー・リアルティーが1億1600万Sドル(建設可能床面積を基準とした平方フィート当たり価格S$403)で、最大床面積5万7635平米のコンドミニアムの建設が可能なBedok Lakeview(2.74ha)にはピデムコ・ランドが1億6130万Sドル(同上S$260)で、地下鉄アルジュニド駅に隣接したGeylang East Ave 1のSims Park(1.1ha)には、ビクトリー・リアルティー/Zircon Land(ピデムコ子会社)チームが9208万Sドル(同上S$257)で、それぞれ応札した。今回の入札価格はアナリストの予想価格とほぼ一致しており、1番札と2番札の差も1~3%に過ぎない。業界アナリストらは入札価格の改善には、開発業者の自信回復が反映されていると評している。(ST,BT,LZ:3/7,SEAnews96/12/20号参照)
|