SEAnews 1997-03-07 ArtNo.9652

【クアラルンプル】マレーシア・エアポーツBhd(MAB)は、テレコム・マレーシアBhd(TMB)と、クアラルンプル・インターナショナル・エアポート(KLIA)におけるマルチメディア／情報技術(IT)／電気通信サービスを共同開発する覚書を交換した。
トータル・エアポート・マネージメント・システム(TAMS)を導入しているＫＬＩＡは、ＴＭＢと共同で空港内で使用されるＴＡＭＳ、電気通信ネットワーク、その他のシステム、設備、機材を応用した製品／サービスの開発／保守／運用／マーケッティングに関わる事業化調査を進める。ＫＬＩＡで使用される設備には、現金自動預入引出機(ATM)ネットワーク、無線通信システム、電話システム、ネットワーク・マネージメント・システム、コンピューター、コンピューター・ネットワーキング、マルチメディア・エアポート・アプリケーション・システム、航空管制システム、ワンストップ・サービス・センターが含まれる。
ＴＭＢのアブドゥル・ラヒム重役(ﾃﾙｺ担当CEO)によると、同社はＫＬＩＡ内の電気通信インフラに2000万Ｍドルを投資する必要がある。これにはＴＡＭＳ等のバックボーンとなる光ファイバー・ケーブル網が含まれると言う。
ＴＭＢはこの日、他の電気通信会社4社と通信ケーブル用トレンチの共有に関する覚書を交換した。これにより各社の通信ケーブル敷設のたびに道路が掘り返されるようなことが減少、資源の浪費も防げると言う。(MBT,NST:3/6)