【シンガポール】米国拠点のKohler Coの電力システム部門は5日、アジア大平洋地域本部Kohler Power Systems Asia Pacific(KPAP)とジュロン・インダストリアル・エステートに設けた製造施設の開所式を催した。
コーラーのハーバート・コーラー・ジュニア会長とジョージ・タイデン副社長が語ったところによると、KPAPは域内の製造/販売/購買/製品設計等の業務を統轄する。1000万米ドルを投じて設けた7万8000平方フィートの工場は昨年11月から発電設備の製造を開始した。同社が米国以外に製造拠点を設けたのは初めてのこと。3年以内に5000万米ドルの営業額達成が見込まれている。コーラーは営業額の4分の1に貢献するアジア大平洋地域に将来の投資の半ばを振り向ける計画だ。コーラーは発電システムの製造以外に、鉛管工事や家具の製造も手がけ、海事/海運業界を主要な顧客としてきたが、今後は電気通信事業にも進出を図ると言う。(ST:3/6)