1997-03-06 ArtNo.9630
◆<星>ロックウェル、カラン工場閉鎖
【シンガポール】米国拠点の電子会社ロックウェル・インターナショナル・コープはシンガポールの半導体チップの設計/検査施設を閉鎖する。
カランの1万6000平方フィートの工場はカリフォルニア拠点のブルックツリーにより550万米ドルを投じて設けられたものだが、ロックウェルは昨年10月にブルックツリーを2億7500万米ドルで買収している。ロックウェル・スポークスマンは、カラン工場の閉鎖は戦略的方針に基づくもので、コストが原因ではないとしている。同スポークスマンによると、チップの設計/検査業務は今後カリフォルニアとメキシコで手がけられる。閉鎖は7月までに段階的に実施され、影響を受ける従業員85人には最低2ヶ月分の解雇補償が支払われる。しかしチップの30%を社外から調達する方針に基づき、シンガポールのチャータード・セミコンダクター・マニュファクチュアリングに対する3000万米ドルの投資(ブルックツリーのUS$1000万を含む)は維持される。
1996年9月期のロックウェル・セミコンダクターの年商は15億米ドルと、ロックウェル・インダストリー・コープの年商100億米ドルのほぼ15%を占めている。(ST,BT,LZ:3/5)
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