1995-03-22 ArtNo.963
◆<比>大統領、国民に冷静呼びかけ
【マニラ/シンガポール】ラモス大統領は21日、国民に理知と冷静さを回復するよう呼びかけるとともに、野党政客がシンガポールにおけるフィリピン・メード(コンテンプラシオン)の処刑事件を選挙キャンペーンに利用していると非難した。
また同事件に絡みシンガポール当局の措置を半ば擁護する発言を行ったロムロ外相とコンフェソール労相に対する罷免要求に関して、ラモス大統領は判断を処刑事件調査特別委員会に委ねる考えを明らかにした。一方、シンガポール外務省は火曜、フィリピン大使を召喚、ダバオ市長が面前でシンガポール国旗が焼却されるのを放置したことに厳重に抗議したが、この日マニラ北部に隣接するブラカン省の省長はシンガポーリアンの同省立ち入りを禁止した。(ST,BT,LZ:3/22)
|
|