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1997-03-05 ArtNo.9614
◆＜星＞ＴＡＳ、基本通信事業入札に厳しい条件：アナリスト
【シンガポール】先週、基本通信ライセンスの入札を募集したシンガポール電信局(TAS)は、厳しい条件を設けて入札者にハイ・レベルなスタンダードを求める構えだ。
今回の入札では最大2件の基本通信ライセンスが発行され、落札者は2000年4月1日から国内電話、国際電話、専用回線、公衆交換メッセージ、データ・サービスの営業を開始する。ＧＫゴーのアナリストは、高いスタンダードを備えた者だけが入札に参加することから、最終的にシンガポール・テレコムが強敵に直面することになると指摘した。
ＴＡＳの発表によれば予備選考では、シンガポールの電気通信事業に対するビジョン、入札者の組織／財政基盤、経営戦略、ネットワーク、技術計画等が審査される。ビジョンに関してはシンガポールの電気通信事業に対する理解度、電気通信事業に関わる長期的計画、入札者のビジョンとＴＡＳのビジョンの相互補完性が問われ、財政基盤に関しては入札者の収入／支出／利益、投資約束、銀行の支援態勢が等が審査される。この他、投資計画の商業的採算性、金融計画、資金源の多様性等が調査される。
ジャーディン・フレミング・セキュリティーのアナリストは「ＴＡＳはシンガポールの技術的優位の維持を欲している」と指摘した。
事前審査の受付は5月31日に締め切られ、審査を通過した者のリストは9月1日に発表される。これらの企業はその後5ヶ月をかけて最終入札申請の準備をすることになる。(BT:3/4)
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