1997-03-04 ArtNo.9608
◆<馬>セントラム、CFCフリー冷媒販促/エアコン製造も
【クアラルンプル】Sentrum Sdn Bhdはオゾン層を破壊ずるCFC(クロロフルオロカーボン)を使用せぬハイテク冷媒のマレーシアにおけるマーケッティングを開始、また新冷媒を用いたエアコンの合弁製造に乗り出す。
セントラムのアラン・カトー取締役によるとグリーン・クール・インターナショナルLtd(GCI)のグー・チュージュン氏により開発された新冷媒は既存の冷媒に比べエネルギー消費を30%節約でき、冷却効率も25%高い。既に中国、米国、英国における検査を通過、マレーシア工業規格研究所(SIRIM)の認可も得ている。セントラムは5年間のマーケッティング契約を結んでおり、同契約期間はさらに5年延長できる。
新エアコン製造事業にはセントラムが70%、グリーン・クールが30%出資、当初4年間に10万台を製造する。また100万台の製造達成時にクアラルンプル証取(KLSE)上場を目指す。当初投資額は800万Mドルで工場はスラゴール州に設けられる可能性が大きい。マレーシアを拠点にイスラム諸国機構(OIC)市場の開拓を図る。中国に2工場を有するグリーン・クールは、英国に第3工場を設ける計画だ。(MBT:3/1)
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