1995-03-22 ArtNo.959
◆<馬>MAS、パイロットの不満に関わらす新飛行計画断行
【プタリン・ジャヤ】マレーシア航空(MAS)はパイロットの不満に関わらずコスト削減を目指す新フライト・スケジュールを断行する方針だ。
MASのタジュディン・ラムリ会長はザ・サンのインタビューに対して「フライト・オペレーションの変更は必要で、パイロットはこれを受け入れるか、辞職するか、いずれかである」語った。MASパイロット協会(MAPA)は負担増と就業時間の延長を伴うスケジュールの変更は、労使の覚書にも反するとし、今週中にリン・リョンシク運輸相に陳情する方針と言う。MASのモハメド・カリル・アブバカル取締役(フライト・オペレーション担当)によると、労使覚書には法的強制力はなく、変更し得る。フライト・スケジュールの変更によりMASは安全やサービスに影響を及ぼすことなく年間700万Mドルのコストを削減でき、地元パイロットがキャプテンに昇格する機会も増える。就業条件もそれほど悪くはないため、試してみぬ理由はないと言う。(ST,BT:3/21)
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