1997-03-01 ArtNo.9571
◆<星>マイクロポリス/ストーメディア、4月より共同生産開始
【シンガポール】ディスク・メディア・メーカーのストーメディアは、シンガポール・テクノロジー傘下のディスク・ドライブ(HDD)メーカー、マイクロポリスPte Ltdとの協定に基づき、3000万Sドルを投じて第3のメディア製造施設をシンガポールに設ける。
マイクロ・ポリスのジョー・チェン重役(CEO)によると、ストーメディアはマイクロポリスが所有するスラグーン・ノース工場の1万5000平方フィートを借り受け、4月から試運転を開始、7月には量産態勢に入る。ストーメディアは賃貸料を支払う必要はないが、全製品をディスカウント価格でマイクロポリスに納入する。同供給量はマイクロポリスの需要の2分の1を満たすものになる。
これにより両社は包装や輸送コストを削減できる他、納期を短縮、製造過程における緊密な提携も可能になる。マイクロポリスはライバルのシーゲートのように各種部品を社内で製造し、垂直的な総合化を図る計画はないが、ストーメディアとのようなアレンジを他の部品メーカーとも結ぶことを計画していると言う。
ストーメディアはトゥアスとロヤンに工場を有し、前者製品はマクスターに、後者製品はシーゲートに納入してきたが、昨年6月マクスターはストーメディアとの契約を中止した。その後昨年10月になってストーメディアは、マクスターとの2億600万米ドルのビジネスの半分を補填する新顧客を獲得したと発表したが、同顧客はマイクロポリスと見られている。(BT:2/28)
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