1997-02-28 ArtNo.9556
◆<星>99年地権付き宅地13区画の競売に旺盛な反応
【シンガポール】都市再開発局(URA)が26日に催した99年地権付き土地付き住宅開発用地13区画の競売には約500人の中小開発業者や個人が参集、予想を上回る旺盛な反応が見られた。
これらの区画はスラグーン・ガーデンズ・エステートの周辺に位置し、計画されている新住宅地区チュアン・グリーンの第1期分とされる。URAは道路や水・電気・ガス等基礎設備を提供する。
市場アナリストらは平方フィート当たり200~250Sドルの落札価格を予想していたが、一戸建て用地2区画は平均264Sドル、セミディタッチ用地13区画は平均287Sドル、テラス・ハウス用地5区画は平均321Sドルで落札された。一部上場企業エレック・エレテクはテラス・ハウス合計19ユニットの開発が可能な4区画を1318万Sドルで落札、最大の収穫をあげた。
アナリストは、「こうした旺盛な反応は中小不動産開発業者の気分を反映したものかも知れないが、必ずしも市場動向を反映したものとは言えない。現在の市況からすれば、売却価格はほぼ購入価格と同じレベルで、デベロッパーは条件の良い一部の区画で多少のマージンを期待できるに過ぎない」と評している。(ST,BT:2/27)
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