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1997-02-28 ArtNo.9554
◆＜星＞ＩＢＭ、マイクロエレクトロニクス地域本部開設
【シンガポール】ＩＢＭは26日、シンガポールに設けたマイクロエレクトロニクス部門アジア大平洋地域本部をオープンした。
新本部は約100人を雇用、ＩＢＭの域内顧客に支援サービスを提供する。将来は地域デザイン・センターも併設される予定だ。
ＩＢＭマイクロエレクトロニクス部門のジョン・グリーソン重役(世界業務担当GM)によると、今年半導体市場は昨年の不振から立ち直り、新たな成長期のスタートを切る見通しだ。韓国メーカー等の生産削減に伴う供給逼迫が生じ、これにより特にハイエンド・チップのマージンが改善する見通しだ。
アジア大平洋地域の半導体需要は年率20％の成長を見、今年の750億米ドルから2000年には1390億米ドルに達するものと見られる。こうした域内市場の潜在性からも、シンガポール地域本部の貢献が期待される。半導体チップの社外への供給を1992年に初めて開始、同業界では新参のＩＢＭは、域内市場の成長速度を上回る成長が見込める。現在同社は世界半導体市場の2.7～3％を占めている。
ＩＢＭが東芝と合弁でバージニア州マナサスに建設中の8インチ・ウエハー工場は今年第3四半期に稼働、1998年には日産1000ウエハーのフル稼働態勢に入ると言う。(ST,BT,LZ:2/27)
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