1995-03-22 ArtNo.954
◆<星>地元商社タクラル、香港子会社をSESに上場
【シンガポール】シンガポール拠点の貿易商タクラル・グループは子会社タクラル・コーポレーション(香港)のシンガポール証取(SES)上場を認められた。
シーク教徒カルタル・シン・タクラル氏(61)に率いられる同グループはタイにおける繊維製品の小売りビジネスからスタートしたとされ、その起源は1905年にまで遡る。現在は子息のInder Bethal氏(MD)やChennoth Rajebdran氏が采配を振るい、20カ国にネットワークを展開、年商は約10億米ドル。1982年に設立された香港子会社は家電製品のディストリビューション等を手掛け、日本に調達オフィスも設けている。同子会社は1992年にShanghai Meduo Radio Factoryと合弁でパナソニックやタクラル商標のテレビ、VCR、家電製品の製造を手掛ける上海タクラル・エレクトロニクス・インダストリアル・コーポレーションを設立した。同グループはまた昨年オーストラリア子会社タクラル・ホールディングズをオーストラリア証取に上場している。今回のSES上場の幹事はDBSバンクが務める。(ST,BT:3/21)
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