1997-02-26 ArtNo.9537
◆<比>レノン、ナショナル・スチールの69%権益買収も
【マニラ】香港拠点のHottick社が8億米ドルでフィリピン・ナショナル・スチール・コープ(NSC)の82.5%の権益を買収したのもつかの間、マレーシアのレノンBhdがNSCの69.2%の権益買収に触手を動かしているもようだ。
ナショナル・デベロプメント・カンパニー(NDC)のスポークスマンは、マレーシア企業ウィン・ティエック・ホールディングズBhd(WTHB)がNSC権益をHottickに売却したように、HottickもNDCと民営化委員会(COP)の了解さえ得れば、他の企業に売却することができると語った。WTHBがHottickにNSC権益を売却するのを認めた点に関して、同スポークスマンは「我々の主要な関心は政府の利益を守ることにある」と指摘した。
Hottick社の主要株主はアブドゥル・ラシド・ビン・アブドゥル・マナフ氏に率いられるマレーシア・グループとフィリピン人インベストメント・バンカーのルイス・ビラタ氏に率いられる香港グループとされるが、NDCも他の投資家に関する情報は入手していないと言う。(BW,MT,ST,BT,LZ:2/25)
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