1997-02-26 ArtNo.9527
◆<星・米>共同でオンライン・ヘルスケア・システム開発
【シンガポール】地元のラッフルズ・メディカル・グループと米国拠点のカイザー・パーマネント・インターンショナルは経済開発局(EDB)の革新開発スキーム(IDS)の下、インターラクティブ・ヘルスケア・システム“オンライン・ドクター”の開発に取り組んでいる。
ラッフルズ・グループのルー・チュンヨン会長によると、同プロジェクトにはコンピューターを通じて患者に24時間の医療サービスを提供するソフトウェアの開発が含まれる。これにより医師の生産性は大幅に向上、仮に現在医師1人が受け持つ患者の数を1000人とすれば、新システムの支援下には1万人の看護が可能になる。また重症患者の看護により多くの時間を割くこともできる。患者は家庭やオフィスのコンピューターを通じてシステムにアクセス、医療サービスを受けられる。もしX線検査が必要なら、その旨指示され、患者はその場で検査の予約ができる。システムはまた患者のデータを記憶/分析した後各種の治療方法を医師にアドバイスする。同システムの開発には約1年を要する見通しと言う。(ST:2/25)
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