1997-02-24 ArtNo.9502
◆<馬>ジョージ・タウン、スイス銀行買収
【クアラルンプル】クアラルンプル証取(KLSE)上場の小売り/エンターテーメント企業ジョージ・タウン・ホールディングズ(GTH)はジュネーブ拠点のBanquue Financiere de la Cite(BFC)の100%権益と後者のケイマン島籍子会社を1億700万Mドルで買収、金融サービス業への進出を果たす計画だ。
GTHが21日明らかにしたところによると、BFCは資産管理、プライベート・バンキング、商業銀行業務を専門とする中規模銀行で、買収はBFC Holding Financier de la Cite SA及びFoundation Vacalaとの債務の更改・再編を通じて実行される。BFCは1992年に426万スイス・フランの純益を計上して以来、減益続きで、昨年は終に240万スイス・フランの損失を報告した。GTHのリー・ミンユー取締役によると、今回の買収は不振な小売りビジネスへの依存軽減を目指した多角化戦略の一環と言う。同社はマレーシア国内に百貨店、スーパー、薬局のチェーンを展開している。GTHは1995年には欧州最大のフィルム・スタジオを所有するミレニアムをロールス・ロイス社から買収した。また同社の親会社Datuk Keramat Holdings Bhdは、昨年初にサイム・ダービーに売却するまでユナイテッド・マラヤン・バンキング・コープBhdの60.35%の権益を所有していた。(NST,STAR,BT:2/22)
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