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1995-03-21 ArtNo.947
◆<比>シンガポール首相、マニラ訪問を延期
【シンガポール】シンガポールのゴー・チョクトン首相は来月10-12日に予定されていたフィリピン公式訪問を延期した。
シンガポール外務省が19日発表したところでは、同訪問はラモス大統領の招きに応じたものだったが、フィリピン政府の要請に基づき延期を決めたと言う。 シンガポール外務省は延期が提案された理由には触れていないが、シンガポール当局がフィリピン人メード、フロアー・コンテンプラシオンの死刑を執行したのに伴って生じた反シンガポール運動に関係したものと見られる。コンテンプラシオンは別のフィリピン人メード(デルガ・マガ)とその雇用主の4歳の息子(ニコラス・ホワン)を殺害した廉で昨年4月に死刑が判決されていた。ラモス大統領は新たな証拠が見出されたことを理由に刑の執行延期をシンガポール当局に陳情したが、シンガポール側は新たな証拠は虚偽ののもので有ることが判明したとして、予定通り刑を執行した。コンテンプラシオンの遺体はその日の内にマニラに送り返されたが、空港にはラモス大統領夫人が出迎えた。またラモス大統領は同日催された第二次大戦の終戦記念式典の席上、コンテプラシオンを英雄と賞賛、またコンテプラシオンの子供のために奨学金を設ける方針を発表した。 マニラの各紙は17日シンガポール当局の決定を非難する社説等を掲載したが、中には共産主義者や過激分子がこの機に乗じて大衆を扇動することを懸念するものやコンテンプラシオンが実際に2重殺人を犯していたなら殺人者を英雄にすることになると指摘する論調も見られ、また事件が発生して以来3年間も救済措置をとらなかった者が刑の執行間際に急に騒ぎ立てる矛盾を指摘したものもあった。(ST,BT,LZ:3/19,20)
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