1997-02-21 ArtNo.9468
◆<星>セントラル/パンアイランド高速道路に料金徴収制導入
【シンガポール】シンガポール政府は5月5日からこれまでイースト・コースト・パークウェイ(ECP)に試験的に採用されてきた道路通行料徴収(RP)スキームを、セントラル・エクスプレスウェイ(CTE)とパン・アイランド・エクスプレスウェイ(PIE)にも導入する。これに伴い総額3600万Sドルの道路税を還付、自動車所有権証(CEO)の発行枠も拡大する。
マー・ボータン運輸通信相が19日発表したところによると、午前7:30~午前9:30の間に所定のゲートからCTE、PIE、EPCに乗り入れる自動車は2Sドル、オートバイは70セントを徴収される。これに伴い今年5月1日から来年4月31日の間に道路税の納入期限を迎える自動車オーナーに60Sドル、ウィークエンド・カー/オフピーク・カー・オーナーに10Sドル、オートバイ・オーナーに20Sドルが還付される。また向こう12ヶ月間のCOE発行数が10%(5500)上乗せされる。
新措置の目的はドライバーに通行する時間帯や道路を自由に選択させ、交通渋滞を生じさせぬよう奨励することに有り、決して政府の収入拡大を目指したものではない。その実60万台の車両所有者に対する道路税還付が3600万Sドルにのぼるのに対し、通行料収入と追加CEO収入は600万Sドルに過ぎず、政府は差し引き3000万Sドルの損失を被ることになると言う。(ST,BT,LZ:2/20)
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