1997-02-21 ArtNo.9467
◆<星>都市再開発局、新年初の宅地入札募集
【シンガポール】シンガポール政府は今年、昨年の6000戸分を上回る7000戸分の宅地を放出する計画だが、都市再開発局(URA)は19日、99年地権付きの宅地3区画の入札を募集した。
URAの発表によれば、これら3区画とはゲイラン地区Lorong39のアパート用地1区画(6万1027平方フィート)とMugliston Parkの低層コンドミニアム乃至土地付き住宅開発用地2区画(23万8757/15万1564平方フィート)。
シムス・ビューと名付けられたゲイランの区画には95~115ユニットのアパートの開発が可能で、DBSランドのシムス・ビラやパヤルバル地下鉄(MRT)駅に近い。不動産コンサルタント、リチャード・エリスのアナリストは1平方フィート当たり200-220Sドル(開発可能な最大床面積を基準とする。以下同様)、総額3億4700万~3億8000万Sドルの値が付くものと予想している。
Mugliston Parkの2区画は昨年単一区画として売りに出されたが、クォク・グループ僅か1社が平方フィート当たり88.74Sドルで応札したにとどまり、URAは売却を見合わせていた。スルタル・スプリングと命名された2区画の大きい方には200~220ユニットのコンドミニアム乃至は70~80ユニットの土地付き複合住宅が、小さい方には120~140ユニットのコンドミニアム乃至は45~55ユニットの土地付き複合住宅が、それぞれ開発できる。アナリストはウッドランズにおける類似した土地の落札価格から見て、平方フィート当たり150Sドルの値が付くと予想している。しかし、今後さらに魅力的な物件が売り出されることから、大手デベロッパーらは、今回の入札にはあまり大きな関心は示さないものと見られると言う。(ST,BT,LZ:2/20)
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