1997-02-20 ArtNo.9456
◆<馬>サムソン・エレクトロニクス、M$7.27億投資
【クアラルンプル】サムソン・エレクトロニクス・グループは7億2700万Mドルを投じて、サムソン・エレクトロニクス・スルンバン・コンプレックスにおける生産設備を拡張するとともに、寄宿舎2棟を追加、訓練センターを新設する。
サムソン・エレクトロニクスは過去5年間にマレーシアに21億Mドルを投資、韓国企業のマレーシア投資全体のほぼ60%を占めた。サムソンのキム・ジンキ社長兼MDが18日催されたメディア・ツアー後語ったところによると、2月24日にマハティール首相を招いて開所式が催される同コンプレックスは、サムソンの海外事業拠点としては2番目の規模を有し、サムソン・エレクトロン・デバイシズ、サムソン・コーニング、サムソン・エレクトロニクス・ディスプレーが入居する。これら3社の昨年の売上は前年の21億Mドルから28億Mドルに拡大、今年は33億Mドルが見込まれる。
サムソン・エレクトロン・デバイシス(M)Sdn Bhdは世界のカラー・ブラウン管市場の5%のシェアを占める。モニター/テレビジョン・セット用ガラス・パネルやファネルの製造を手がける米国コーニング・インクと合弁のサムソン・コーニング(M)Sdn Bhdの昨年の営業額は2億2500万Mドルに達した。またサムソン・エレクトロニクス・デバイシス(M)のカラー・モニターの生産台数は1995年の5万1000台から96年の112万台(14-15インチ)に急増した。同社は月間15万~18万ユニットのカラー・モニターと30万ユニットのプリント基板(PCB)を製造している。サムソン・グループは2000年には年商2000億米ドルを達成、世界のトップ10入りを目指すと言う。(NST,MBT:2/19)
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