1997-02-20 ArtNo.9451
◆<星>シェル、S$1100万ポリオールR&D施設設置
【シンガポール】シェル・ケミカルは月曜、スラヤ島に1100万Sドルを投じて設けた研究開発(R&D)施設をオープンした。
シェル・ケミカルが18日明らかにしたところによると、新R&D設備はペトロケミカル・コーポレーション・オブ・シンガポール(PCS)の第2コンプレックス“PCS2”が今年4月に稼働するのに伴うもので、取り分け5000万Sドルを投じて建設中の年産8万トンのポリオール製造施設の完成に対応したもの。シェル・スラヤ・ラボラトリーと命名された同施設(1200平米)ではアジア大平洋地域の顧客の注文に応じ各種ポリウレタン製品の開発が手がけられる。
目下同ラボラトリーには欧州、中国、日本、シンガポールからのスタッフ合わせて7人が勤務しているが、まだ2分の1のキャパシティーに過ぎず、ビジネス動向次第で更にスタッフを補充、業務を拡張する。アジア大平洋地域のポリオール市場は向こう数年間に年率11~12%の成長が見込まれる。
シェルは1994年にサイエンス・パークに2500万Sドルを投じてR&D施設を設けており、スラヤ島の施設は2番目。いずれも国家科学技術局(NSTB)の財政支援を受けている。(ST,BT:2/19)
|