1997-02-19 ArtNo.9447
◆<馬>Baan、昨年の売上80%増、今年も好調予想
【クアラルンプル】オランダ系エンタープライズ・ソルーション・プロバイダーBaan Companyは昨年、ユーザー・ベースと売上の双方でマレーシア事業の急成長を経験、こうした好調が今年も続くものと予想している。
ジミー・チア副社長(アジア大平洋地域商業ベンチャー担当)によると、昨年はソフトウェアの販売と関連ビジネスだけで1000万Mドルをマーク、前年比80%の成長を見た。これには同社の世界売上の伸びが反映されており、昨年第4四半期のグループ純売上は1億5800万米ドルと、7四半期連続記録を更新、通年のそれも3億8800万米ドルと、79%の成長を見た。
マレーシアでは自動車と電子業界が主要な顧客ベースを成しているが、加工業界も新たなターゲットとされている。マレーシアには食品/化学関連の大小の加工業者が存在する。Baanはそのパートナーとともに顧客に付加価値ソルーションを提供しており、今年の営業額の少なくとも10%が同領域におけるものと見られる。またウィンドウズNT市場の開拓が図られ、同部門は売上の30%に貢献する見通しだ。この他教育部門も注目され、今年末には公認エデュケーション・センターが設けられる。またマルチメディア・スーパー・コリドー(MSC)プロジェクトに対応したアジア・パシフィック・エデュケーション・センターやBaanビジネス・インフォメーション・テクノロジー・インスティテュートの創設、さらには地元及び海外の大学との提携が検討されていると言う。(STAR:2/18)
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