SEAnews 1997-02-19 ArtNo.9439

【シンガポール】ニュートン・ロード周辺では、これまで最大規模の住宅開発用地が売りに出された。リー・ブラザーズ(ｳｨｰ･ｷｰ)Pte Ltdが所有するケン・リー・ロードとウィー・ナム・ロードの交差点に位置する13万1000平方フィートの当該地には、30階建てのコンドミニアムの建設が可能で、隣接する1万500平方フィートの国有地と結合した総合開発も当局により認められている。
同入札業務を手がけるコリアーズ・ジャーディンによれば、国有地を含む総合開発の場合、各戸平均1200平方フィート、合計280ユニットのアパートが開発できる。入札では2億6000万Ｓドル前後の値が付くものと見られ、この場合、開発可能なアパートの床面積を基準にした平方フィート当たりの土地コストは700Ｓドル、建設コストも含めると、採算ラインの売り出し価格は平方フィート当たり1000Ｓドルになると言う。しかしアナリストらによると、平方フィート当たり700Ｓドルは若干高めで、現在の市況や周辺地区のこれまでの成約価格からすれば、平方フィート当たり650～680Ｓドルが妥当な線と言う。締め切りは4月3日午後1時。コリアーズ・ジャーディンは香港、インドネシア、台湾、マレーシアにおける販促を予定している。(BT,LZ:2/18)