1997-02-18 ArtNo.9431
◆<泰>シーメンス、ハイテク通信機器市場開拓に注力
【バンコク】シーメンス(タイランド)は移動電話、その他の電子機器市場への進出に拍車をかけている。
Haymo Krusch社長兼CEOによれば、シーメンスはタイ市場の変化に対応し、ISDNコンポーネンツ等の新市場に注目している。テレコム・ホールディング、シーメンス、B Grimm Holdingの60:20:20の合弁会社テレコミュニケーションズ・イクウィップメント・マニュファクチュアリングは目下固定式電話網のための交換機やサブスクライバー機器の製造を手がけているが、今後は高付加価値/ハイテク製品領域への業務の拡張を図る。
シーメンスは、全国電気通信マスター・プランの立案の遅れに伴う、600万回線電話事業の延期で大きな打撃を被った。シーメンスは同プロジェクトに供給するためにサブスクライバー・スイッチ機器の工場を建設中で、同工場は年内に完成する見通しだ。いずれにしても600万電話回線は2年内に完成する見通しで、同社はコンセションの準備ができていると言う。(BD:2/17)
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