1997-02-18 ArtNo.9420
◆<星>DRAM不振でアジア大平洋地域半導体市場7%縮小
【シンガポール】DRAM(ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ)チップの深刻な不振からアジア大平洋地域の半導体市場は昨年7%縮小した。
市場調査会社データクエストによれば、アジア大平洋地域及び日本の半導体メーカーはDRAMチップの製造に照準を合わせてきたが、同市場は昨年40%以上下降、この結果アジア大平洋地域の半導体市場は1995年の324億米ドルから昨年の301億米ドルに縮小した。
しかし米国や欧州のメーカーは逆にマイクロコンポーネントや非DRAM市場におけるシェアを拡大した。米国メーカーはアジアにおける主要な半導体サプライヤーとなり、欧州メーカーはアジア市場で前年比12.5%の売上増を達成した。米国のインテルは売上52%増で3位からトップに浮上、主要DRAMチップ・サプライヤーのサムソン、LGセミコンダクター、東芝は大きな損失を被った。(BT:2/17)
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