1997-02-17 ArtNo.9415
◆<泰>ドイツ包装会社PKD、US$1.2億工場近く稼働
【クアラルンプル】ドイツ拠点の飲料用コンビブロック・カートン製造会社PKL Verpackungssysteme GmBHは1億2000万米ドルを投じてタイに建設中の無菌カートン製造工場が今年後半に完成するのを機会にアジアにおける大規模なプロモーション活動を展開する。
タイ工場の経営とPKLのアジア業務はコンビブロック・アジアLtdにより手がけられる。コンビブロック・マレーシア/シンガポール代表のベン・ハウ氏によれば、新工場は年間少なくとも30億カートンを製造、タイ国内の他、台湾、韓国等への輸出も計画している。タイ市場はPKLのASEAN売上の50%を占める。
同社はこの種の製品の製造では60年の経験を有するが、テトラパック等の業界リーダーに比して、知名度に欠ける。このためタイに製造拠点を設けたのを機に宣伝攻勢を展開する方針を決めた。マレーシアのカートン市場は1億Mドルと見込まれ、同社は15%のシェア獲得を目指していると言う。(STAR:2/15)
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