1997-02-17 ArtNo.9411
◆<馬>ドイツ企業マイヤー、プリント基板工場候補地物色
【ロンドン】ドイツの編み機メーカーMayer & CIEは8500万米ドルを投じてプリント基板(PCB)工場をアジア地域に設ける計画で、目下工場建設地を物色している。
ファイナンシャル・タイムズが報じたところによれば、マイヤーは1年ほど前にIBMからSindelfingenのPCB工場を買収し、一躍欧州最大規模のPCBメーカーになった。マイヤーはこれ以前にもPCBの製造を手がけていたが、同買収でPCB売上は4倍の約2億マルクに急増した。PCBの80%は輸出されるため、マイヤーは顧客に近いアジアに工場を設ける方針を決めた。既に複数の候補地の調査も完了、数ヶ月以内に進出地が決定される見通しと言う。マイヤー傘下のマイヤー・パシフィックは最近クアンタンに工場を建設、マレーシアにおける編み機の製造を開始したが、マレーシアがPCB工場の候補地とされているか否かに関するスター紙の質問にはコメントを避けたと言う。(STAR:2/15)
|