1997-02-17 ArtNo.9410
◆<馬>モジュラー社、スマート・カード事業契約獲得目指す
【クアラルンプル】モジュラー・コーポレーション(M)Sdn Bhdは、マルチメディア・スーパー・コリドー(MSC)事業のフラッグシップ・プロジェクトの1つ、マルチパーパス・スマートカード事業契約獲得の機会を狙っている。
モジュラー・コープのイズディン・シャー・オスマン副社長(ソルーション担当)によると、アブドゥル・ワヒド・アブ会長により約10年前に設立されたモジュラー・コープは、マレーシアにおけるスマートカード技術のパイオニアで、フランスのブル・インフォメーション・システムズにより開発された技術をベースに域内におけるスマートカード・テクノロジーのリーダーを目指し、研究開発(R&D)に数百万ドルを投じてきた。そして最近、世界的にも初のマルチパーパス・スマートカード“ID-MAS”を発表した。同社は、テレコム・マレーシアBhd子会社及び第3のパーティーとコンソーシアムを組織、関係プロジェクトに関わる入札申請を行った。モジュラー・コープは同コンソーシアムに20%、他のパートナー2社が各40%出資している。
中央銀行は目下同プロジェクトを如何に実行すべきか研究しており、これらの問題には、様々な機能を有するスマートカードを誰が発行するのか、開発コストは誰が負担するのか、スマートカードの社会的/技術的責任は誰が負うのか、と言った問題が含まれる。しかし同社の入札の照準はカード発行のみに合わされており、誰が何をするかと言った問題は含まれていないと言う。(NST:2/15)
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