1997-02-17 ArtNo.9409
◆<星>エクスチェーンジ・センター開発税ほぼ半額に
【シンガポール】土地局(ランド・オフィス)はシンガポール・エクスチェーンジ・センターの開発税(ディファレンシャル・プレミアム)を当初提示した1億9000万Sドルからほぼ半額の1億1000万Sドルに引き下げたもようだ。
同開発税は、開発業者のインダストリアル・アンド・コマーシャル・バンク(ICB)とシンガポール・ランド(シングランド)が、既存ビルに認められた5.025倍と8.515倍のプロット・レシオを12.32倍に引き上げ、再開発することに対して課されるもので、開発税の額を巡る交渉の難航で、当初1995年半ばに着工されるはずの工事が遅延していた。
ICBを所有するUOB(大華銀行)グループのウィー・チョーヤウ会長は、シングランド会長も兼ねている。ウィー会長は14日催されたICBホウガン支店の開所式後「開発税問題は既に妥協がついたものと思う」と述べるとともに、ICB本部が暫定的に80ロビンソン・ロードに移転されることを明らかにした。しかし同会長は開発税の額やディスカウントが行われたか否かに関してはコメントを避けた。ICBとシングランドは関係用地の66年と71年の残存リース期限を99年に延長するために合計5800万Sドル、開発目的を変更するために合計70万Sドルを、別途土地局に支払わねばならないと言う。(ST,BT:2/15)
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