1997-02-17 ArtNo.9407
◆<星>Acma、Lityan売却益でロシア・ビジネス拡大
【シンガポール】電気通信/電子グループのAcma Ltdはマレーシア企業Lityan Holdings Bhdの権益売却に伴う6100万Sドルの特別利益を域内及びロシアにおける既存ビジネスの拡張に当てる見通しだ。
消息筋によれば、ロシア・ビジネスは同社の利益に大きく貢献しており、拡張の対象にされるものと見られる。Acmaはロシアでは最大規模の通信機器サプライヤーで、林業も手がけている。同社は1995年度年次報告の中で、厳しい自然環境に耐えられる優秀なマネージャーを確保するのが難しいことを明らかにするとともに、辛抱強くマネージメント・チームを育成する決意を表明していた。
Acmaは先週木曜Lityanの21%の権益を1株21Mドルで売却すると発表しが、これにより同社は1株当たり37セントの特別利益を実現できる見通しだ。同社は昨年9月にも同じ価格でLityanの200万株を売却、2030万Sドルの利益を上げていた。同社は木曜の声明では特別利益を中国、ベトナム、オーストラリア、ニュージーランドにおける中核事業に充当するとしていた。(BT:2/15)
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