1997-02-15 ArtNo.9390
◆<星>シングテル、コスト削減/サービス拡大で競争に対応
【シンガポール】シンガポール・テレコム(シングテル)はコスト削減とサービスの拡大により、新たな競争環境に対応する。
シングテルのリー・シエンヤン社長はこのほどブルームバーグのインタビューに応じ、以上の考えを語った。今年4月1日から移動電話会社1社、ペジャー会社3社がシングテルに挑戦、2000年4月からは固定式電話も含む全面的な競争時代に入るが、アナリストらは今年4月の競争がスタートする時点でシングテルの利益マージンが約2%ポイント下降すると見ている。リー社長は、この点に関して「コスト削減と新サービスの提供により、マージンの下降を抑制する」、「新プレヤーが値下げを武器にするとは考えられず、価格戦争時代の幕開けとは思わない」等と語った。継続的な料金の引き下げにより売上が下降する可能性に関して、リー氏は、「売上の下降を相殺するために、インフラストラクチャーやスタッフに対する支出を切りつめる」と述べ、海外事業利益も売上減の相殺に役立つはずと指摘した。(ST,BT,LZ:2/14)
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