1997-02-14 ArtNo.9374
◆<星>製造業、上半期の業況に楽観:EDB
【シンガポール】シンガポールの製造業界は一般に今年上半期の業況に楽観的見通しを抱いている。
経済開発局(EDB)が12日発表した業況見通し調査報告書によれば、今年1-6月の業況に楽観的見通しを抱く者は悲観的見通しを抱く者を13%ポイント上回った。特に電子、化学品、運輸機器、セメント/生コン業界に楽観的見通しが目立つ。電子業界ではコンピューター関連部門、取り分けディスク・ドライブ(HDD)関連部門が強い海外需要を予想、通信機器業界もアジア大平洋市場の業況に楽観的見通しを示した。しかし消費用電子業界は需要の低迷を予想、先行きに暗い見通しを抱いている。
化学品部門では薬品業界が海外受注の拡大を予想した反面、石油化学業界は製品の持続的値下がりを予想した。運輸機器部門では、航空工業部門が好況持続を予想したのに反して、海事部門は低迷持続を予想した。
投資計画に関しては製造業者全体の73%が工場/機械設備への投資を予定、また30%が資本集約的投資を準備していた。
EDBは昨年12月から今年1月の間に製造業者383社を対象に調査、内94%が回答した。(ST,BT,LA:2/13)
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