1995-03-20 ArtNo.935
◆<比>大統領、欧州/中東行で輝かしい成果、国内は冷淡
【マニラ】欧州/中東諸国訪問から17日帰国したラモス大統領は同訪問期間中にフィリピンの対外的イメージの改善の面で大きな成果を収めたようだ。
英国ではフィリピンのビジネス機会に関する講演が行われたが、400人余が入場できぬほどの盛況で、また訪問期間中に30億ペソ(S$1.743億)以上のビジネス契約も調印された。某アナリストは「英国/フィリピン間には旧怨もなく、英国指導者はマニラの民主擁護の姿勢に好感、ラモス大統領にも親近感を抱いている」と評している。ラモス大統領の欧州/中東6ヵ国訪問は、メキシコ・ショックでファンド・マネージャーらがフィリピン市場から足を遠ざけていた時だったが、今回の成果でこうした空気も一掃されたようだ。しかし、昨年は大統領の頻繁な外遊に砲火を浴びせた国内マスコミは今回の訪問には余り大きな関心を示さなかった。(BT:3/18)
|