1997-02-11 ArtNo.9334
◆<馬>FACB、MSCにマルチメディア・シティー開発
【クアラルンプル】中国における有料道路の経営やマラッカのコンポジット・テクノロジー・リサーチ・マレーシアの権益買収等、地場コングロマリットを目指して積極的な多角経営を展開するFACB(ファースト・アライド・コープ)Bhdは、このほどスラゴール州スパンのマルチメディア・スーパー・コリドー内に総合的なマルチメディア・タウン“エコメディア・シティー”を開発することを認可された。
FACBのチェン・リップキョン社長兼CEOが5日の年次総会後語ったところによると、新行政都市プトラジャヤと新KL国際空港(KLIA)の中間に設けられるエコメディア・シティーには外国情報技術(IT)企業も強い関心を寄せている。FACBは新会社FACB DapanNet Sdn Bhdを設立、同新会社にIT関連のプロジェクトを委ねる方針で、米国シリコン・バリーにファースト・マルチメディア・コープも新設した。エコメディア・シティーは650万平方フィートの床面積を備え、FACBに5億Mドルの税引き前利益をもたらす見通しだ。
FACBはまた3億Mドル余を投じてサバ州カランブナイにネクサス・ラグナ、ネクサス・ベイ・ホテルを新たに開発する。目下ザ・リゾート・ホテルを建設中のカランブナイ・リゾート・プロジェクトの総投資額は10億Mドルで、韓国、日本、台湾の観光客をターゲットとしている。(STAR:2/6)
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