1997-02-06 ArtNo.9328
◆<比>昨年の国内総資本形成伸び率、7年来の最高記録
【マニラ】フィリピンの昨年の国内総資本形成(GDCF)の伸び率は過去7年来最高の16.4%を記録、経済界の自信を裏付けた。
全国統計調整局(NSCB)によれば、1985年価格に換算した資本財支出は2167億2000万ペソと、一昨年の1861億5000万ペソを305億7000万ペソ上回った。過去4年来資本支出が上昇基調を辿り、国内経済は投資と輸出に牽引されてきた。これはそれ以前の消費需要に牽引された国内経済の伸びと好対照をなしている。昨年の国内総生産(GDP)に占める資本形成の比率は24.6%で、1995年の22.6%や1994年の23%を上回った。これに対して個人消費の占める比率は94年76.3%、95年75.5%、96年73.9%と下降の一途を辿っている。(BW:2/5)
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