1997-02-06 ArtNo.9317
◆<星>ストーリッジテック、新オフィスにS$1500万投資
【シンガポール】米国のデータ記憶会社ストーリッジ・テクノロジー・コープ(ストーリッジテック)はシンガポールの新オフィスに向こう3年間に1500万Sドルを投資、ASEAN地域のハブにする計画だ。
ストーリッジテックのブルース・ターフェ副社長(アジア大平洋地域業務担当)が4日催されたオフィス開設記念記者会の席上語ったところによれば、ニューヨーク証取上場の同社の昨年の営業額は20億米ドル以上にのぼったが、シンガポール事務所の開設により世界売上に占めるアジア大平洋地域の貢献は現在の約8%から5年後には20~25%に拡大する見通しだ。過去14年、地元企業ファー・イースト・コンピューターを通じて製品を販売してきた同社は、今後は直販とコンサルタント・サービスに力を入れ、訓練/サーポート、研究開発(R&D)、製造能力の補強を図る。同社は国家コンピューター局(NCB)や経済開発局(EDB)にコンサルタント・サービスを提供しており、製造業務に関しては、独自の製造施設を設けるか、委託製造方式を採用するかを検討中だ。また補助的データ記憶装置やバックアップ記憶装置を必要とする大企業に対するデーター保管サービスや、インターネット・サービス・プロバイダーとの協力を通じたホームPC(パソコン)ユーザーに対するサービス提供も計画している。シンガポールにおける同社の記憶装置販売は約年間5000万Sドル、向こう5年間は年率25%の成長が見込め、今世紀末までに1億Sドルの大台に乗る見通しと言う。(ST:2/5)
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