1997-02-05 ArtNo.9313
◆<比>新聞社オーナー、マニラ・ホテルの経営権獲得
【マニラ】フィリピン最高裁は3日、11対4の票差で、マニラ・ホテルの51%の権益をマレーシア企業レノンBhdに売却することを禁じ、地元紙マニラ・ブレティンのエミリオT.ヤップ会長が経営するマニラ・プリンス・ホテルに同権益を付与した。
レノン社は1995年の入札で1番札を入れていた。地元紙は民族主義の勝利とコメントしている。ロベルト・オカンポ蔵相によれば、最高裁の判決は政府の将来の民営化計画全てを無効にすることはないが、他の計画への影響を慎重に検討する必要がある。しかしマニラ・ホテルのように歴史的価値が問題にされるような民営化計画はそれほど多くないため、同じ様な論争が頻発する恐れはないと言う。(BW,ST,BT,LZ:2/4)
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