1997-02-05 ArtNo.9310
◆<馬>証券委員会、ユニット・トラスト・ガイドライン発表
【クアラルンプル】証券委員会は3日、600億Mドルに上るファンドを運用する国内ユニット・トラスト業界に対するガイド・ラインを発表した。
証券委員会の発表によれば、ユニット・トラストの監督を強化するため、以下の3つの措置が採用される。1)目論見書の質向上、情報開示強化の必要を強調する。2)ユニット・トラスト商品の広告・宣伝・販促規則の合理化を図る。3)ユニット・トラスト商品のマーケッティング及び流通規則を立案する。
これらの措置は開示を基礎とした制度への移行を図る努力の一環で、ユニット・トラスト業界にはユーザー・フレンドリーな目論見書の作成が求められる他、広告・宣伝物にも証券委員会の認可取得が義務づけられる。証券委員会はマレーシア・ユニット・トラスト・マネージャー連盟を監督機関に指名した。またユニット・トラストのファンド規模は現在のクアラルンプル証取(KLSE)時価総額の10%以下から2020年までに40%まで拡大が目指されると言う。(BT:2/4)
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