1995-03-20 ArtNo.931
◆<馬>ラブアン島、マネー・ランドリングを厳しくチェック
【クアラルンプル】マレーシアはラブアン島国際オフショア金融センター(IOFC)がマネー・ランドリングの基地と化すのを防ぐため同島に進出する国際金融機関を厳しくチェックする必要が有る。
ロク・ユエンヨー副蔵相は17日に催された大和銀行ラブアン支店の開所式の席上、マレーシアは銀行システムをマネー・ランドリングの道具とすることを禁じた国際規則を遵守せねばならないと強調した。金融機関はラブアン島への事務所開設を認可される前に業務歴、良好なイメージ、バックグランドを証明する資料を提出せねばならない。同相によるとラブアンIOFCの進展は順調で同島に事務所を開設した企業は90年の15社から94年9月末の336社に増加した。内訳は銀行28行、保険会社5社、ファンド・マネージャー1社、信託会社11社、監査会社11社、清算会社11社、一般オフショア企業276社となっている。(NST,BT:3/18)
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