1995-03-20 ArtNo.928
◆ウクライナ航空機会社、<馬>を域内市場開拓の拠点に
【クアラルンプル】ウクライナ拠点のキエフ・エアプレーン・プロダクション・アソーシエーション(KAPA)は、Jegah Corp及びグローバル・アエロ・デザイン・シンガポール(GADS)との協力の下、マレーシアにアジア太平洋地域をカバーする技術支援基地を設ける可能性を検討している。
GADSのアブドル・ラーマン社長が16日、マレーシア空軍のアフマド・スルジ副司令官に会見後語ったところによると、この日アフマド副司令官に披露したアントノフAN-32多目的航空機は軍事用ばかりでなく40~50人の乗客の短距離輸送に適している。同機の滑走路は450メートルで足り、凹凸のある地表でも離着陸できる。KAPAは現在インドに同社製航空機を製造する代理業者を有するが、同契約はウクライナがモスクワと袂を分かつ以前に結ばれたもので、契約の有効性が問われている。同社はマレーシアに対していつでも技術移転を行う用意が有ると言う。(MBT:3/17)
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