1997-02-03 ArtNo.9278
◆<馬>今年の非管理職昇給9%、管理職8.6%
【クアラルンプル】マレーシアの非管理職の昇給率は引き続き、管理職のそれを上回り、今年は9.02%が見込まれている。これに対してクラン・バリー周辺の管理職の昇給率は8.6%にとどまる見通しだ。
マレーシア雇用主連盟(MEF)の報告によれば、非管理職/管理職の昇給率は1995年が8.9%/7.7%、昨年が8.7%/8.1%と、このところ非管理職の昇給率が管理職のそれを上回っている。MEFのザイン・マジッド常務理事(ED)によれば、こうした傾向は労働市場の逼迫を反映している。管理職/非管理職を総合すると、1994年7.65%、1995年8.3%、1996年8.4%、そして今年は8.8%の伸びが見込まれている。昨年初7ヶ月の団体協約に基づく昇給率は12.3%と、前年同期の11.7%を上回った。また非管理職の昨年の勤務評価に基づく昇給率は良好な実績を上げた者は11.7%、平均を上回る者は9.1%、平均的な者は6.7%だった。これに対して管理職は良好な実績を上げた者は12.4%、平均を上回る者は9.6%、平均的な者は7.1%となっている。以上の数字は調査に回答したMEFメンバー218社(管理職給与調査の回答者は217社)の管理職1万3949人、非管理職10万9660人をカバーしている。これらの企業の60%はクラン・バリー地区に拠点を有し、また35%の企業の年商が1億Mドルを超えている。(MBT,NST,STAR:1/31)
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