SEAnews 1997-02-03 ArtNo.9275

【クアラルンプル】米国カリフォルニア州拠点のMICOM Communications Corporationは先週金曜(1/31)、マレーシアに初めてＶ／ＩＰ(ﾎﾞｲｽ･ｵｰﾊﾞｰ･ｲﾝﾀｰﾈｯﾄ･ﾌﾟﾛﾄｺﾙ)フォーン／ＦＡＸＩＰゲートウェイを紹介した。
マイコムのケン・ガイ副社長によると、同社の新製品は企業の如何なるＩＰネットワーク上でも機能し、通信料金を70－80％節約できる。同製品をＰＣ(ﾊﾟｿｺﾝ)1台にセットするだけで、オフィスの全ての電話及びＦＡＸマシーンをＩＰネットワークに載せ、同ネットワークにリンクした如何なる地域にもイントラ・カンパニー・コールを行うことができる。同製品の推奨市販価格は4500米ドル、企業は据付後5～7ヶ月で元が取れる。同社のＶ／ＩＰカードはネットウェア、ＭＳ／ＤＯＳ、ウィンドウズ95に対応、ＬＡＮやＷＡＮに変更を加えたり、従業員に再訓練を施す必要もない。同社はインターネットを介して使用できるＶ／ＩＰゲートウェイも近く発表する予定だ。いわゆるホップ・イン／ホップ・オン(HOHO)技術により、ＩＰゲートウェイのユーザーはインターネット・サービス・プロバイダーのネットワークにホップ・インした後、ホップ・オフして公衆交換電話網に戻ることができる。マイコムは既に北米で1000ユニット以上を出荷、世界市場への供給を目指している。近い将来世界中の企業の80％がＶ／ＩＰにシフトするものと見られると言う。(NST:2/1)