1997-02-01 ArtNo.9265
◆<馬>59%が製品価格の不変予想:MIER
【クアラルンプル】今年初3ヶ月には多くの製品価格が下降し、インフレ圧力は緩和する見通しだ。
マレーシア経済研究所(MIER)が昨年第4四半期に実施したビジネス・コンディション・インデックス(BCI)サーベイに回答した企業の59%が製造業部門における製品価格の不変を、また17%が製品の値下がりを予想した。前年同期の調査では69%が不変を、3%が値下がりを予想しており、また昨年第3四半期と比較すると不変を予想した企業が13%ポイント・ダウン、値下がりを予想したものが12%ポイント・アップしている。食品、繊維、木製品、紙、ゴム、プラスチック、金属、電器部門の価格は今年第1四半期を通じて安定を維持するものと見られる。
昨年第4四半期のBCIは前期比6.6%アップし64.6をマーク、一昨年同期比では6.8%の上昇を見た。
調査された企業の64%が今年第1四半期に賃金コストの上昇を予想しており、木製品、紙、化学品、ゴム、金属、電器、機械部門における賃金上昇が見込まれる。しかし73%の企業が今年第1四半期の雇用状況の不変を予想、雇用の拡大を予想したものは23%にとどまった。1年前の調査では同比率は各60%と32%で、労働市場の逼迫は緩和しそうだ。
一方、今年第1四半期に生産の拡大を予想したのは40%にとどまり、第3四半期の調査時の51%から後退している。(NST,MBT,STAR:1/31)
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