1997-01-31 ArtNo.9248
◆<馬>マイクロソフト、依然としてMSC事業を支持
【クアラルンプル】マイクロソフトの著作権侵犯行為に対する断固とした姿勢は、同社のマルチメディア・スーパー・コリドー(MSC)事業に対する支持を揺るがすものではない。
マイクロソフト(マレーシア)Sdn Bhdのベネディクト・リー重役(MD)は火曜に声明を発表、同社が引き続きMSC事業を支援し、その成功のためにマレーシア政府と共同歩調を採ることを改めて確認した。
同ステートメントはさらに、「マイクロソフトがクアラルンプルに地域本部を設置したのもこうした立場を反映したものであり、その実マイクロソフトの創始者ビル・ゲイツはMSC国際顧問団の最初のメンバーである」と指摘、ソフトウェア・ピラシーと戦う同社の姿勢は断固としているが、MSCがその潜在性を全面的に発揮するためにも同問題は直ちに解決されねばならないと強調している。
ステートメントはまた国内取引消費者事務省の措置に触れ、「マイクロソフトはマレーシアにおけるソフトウェア・ピラシーの比率を引き下げる政府の努力を援助することができる」とするとともに、「ソフトウェア・ピラシーは多くの指導的企業がMSC事業への参画を躊躇する理由の一つである」と付言している。(ST:1/30)
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