SEAnews 1995-03-20 ArtNo.922

【シンガポール】シンガポールの軽便鉄道(LRT)プロジェクトに入札した13チームの内8チームが一次選考を通過した。
地下鉄経営会社ＭＲＴコーポレーション(MRTC)スポークスマンによると、8チーム中1)神戸製鋼所／ジュロン・エンジニアリング(S)チームと2)ジョン・ホランド・コンストラクション(ｵｰｽﾄﾗﾘｱ)／三井物産／日本車輌製造チームはブキ・パンジャン地区路線にのみ入札、他の6チームはブキ・パンジャン／ブオナ・ビスタ両路線に応札した。これら6チームとは3)Soule SA (France)/ｼﾝｶﾞﾎﾟｰﾙ･ﾃｸﾉﾛｼﾞｰｽﾞ･ｲﾝﾀﾞｽﾄﾘｱﾙ･ｺｰﾎﾟﾚｰｼｮﾝ/ｼﾝｶﾞﾎﾟｰﾙ･ﾊﾞｽ･ｻｰﾋﾞｼｽﾞ/新潟鐵工所、4)ﾏﾄﾗ･ﾄﾗﾝｽﾎﾟｰﾄ(ﾌﾗﾝｽ)/ﾋｭﾝﾀﾞｲ･ｸｰﾝ/ｲﾝﾄﾗｺ(S)、5)ｼｰﾒﾝｽ/L&Mｸﾞﾙｰﾌﾟ･ｲﾝﾍﾞｽﾄﾒﾝﾄ、6)AEG Tpnｼｽﾃﾑ(USA)/ｶﾞﾓﾝ(香港)、7)SNCﾗﾊﾞﾘﾝ(ｶﾅﾀﾞ)/ｽﾝﾊﾞﾜﾝ･ｴﾝｼﾞﾆｱﾘﾝｸﾞ(S)、8)ｲﾝﾀﾐﾝAG(ｽｲｽ)/ｼﾞｪﾈﾗﾙ･ｴﾝｼﾞﾆｱﾘﾝｸﾞ(S)/ﾁｭｱﾝ･ｼﾞｭｰ(S)。3）～6）のチームは先頃欧州の軽便鉄道を視察したマー・ボータン運輸通信相に随行した地元企業とその欧州パートナー。ＭＲＴＣは当初予備選考で各路線2チームのみを選ぶ予定だったが、いずれも捨てがたい交通問題の解決策を提案していることから、結局上記の8チームが選ばれた。これらのチームは技術問題や金融パッケージを含む詳細な提案書を提出することになる。同提案には経営・保守期間10年／20年／30年のオプション、提案するシステムのフィジビリティ・スタディ、当該路線周辺の予想交通量等が含まれ、ＬＲＴ需要が建設コストをカバーするか否か、合理的な乗車料金／サービス水準を維持できるか、と言った点が特に重視される。同提案書の締め切りは5月29日。(ST:3/18)