SEAnews 1997-01-29 ArtNo.9214

【シンガポール】オランダの大手スーパーマーケット、ロイヤル・アホールドは今年400万Ｓドルを投じ、4万平方フィートの大型店をオープンするとともに、タングリン・マーケット・プレースの既存店舗を改装する。
ロイヤル・アホールド・スポークスマンによると、同社はＴｏｐｓスーパーマーケットとＢｉ－Ｌｏフード・ディスカウント・ストアの2つのコンセプトの下に3年内にアジアに300～400店を展開する計画で、シンガポールではクォク・グループと合弁で、後者がキムセン・ロードに開発中のグレート・ワールド・シティーにこの8月前後にＴｏｐｓ新店舗をオープンする。
Ｔｏｐｓスーパーマーケットの平均売り場面積は1万5000平方フィートだが、グレート・ワールド・シティー店は3万5000平方フィートと、アジアにおけるＴｏｐｓチェーンの中では最大。新店舗はアジアにおけるＴｏｐｓコンセプトの試金石となる。またタングリン・マーケット・プレースの1万3000平方フィートの店舗は3月末にタングリン・マーケット・プレース・バイＴｏｐｓとして新装オープンする。
アムステルダム、ニューヨーク、ブリュッセル、チューリッヒの証取に上場するロイヤル・アホールドは既にアジア5ヶ国に現地合弁会社を設立、シンガポール／マレーシア／インドネシア／タイ／中国にＴｏｐｓ10店、マレーシア／インドネシア／中国にＢｉ－Ｌｏ25店を擁する。向こう数ヶ月間にバンコクにＢｉ－Ｌｏショップ3～5店を増設する他、3年内にアジア地域に少なくともＢｉ－Ｌｏ200－300店、Ｔｏｐｓ100店を展開、1999年までに採算ラインに乗せる計画だ。
ロイヤル・アホールドの昨年の年商は250億米ドル、傘下に小売り企業18社を有し、欧州4ヶ国と米国／ブラジルにスーパーマーケット及び専門店2800店以上を展開している。(BT:1/28)