|
1997-01-29 ArtNo.9210
◆＜星＞ＥＤＢ、ヘルスケア・クラスターの１０％以上の成長期待
【シンガポール】医薬／ヘルスケア／生物科学(PBH)クラスターは向こう数年にわたり年率10％以上の成長が見込まれる。
経済開発局(EDB)が27日発表したところによれば、ＰＢＨの昨年の総生産は前年比10％増の220億Ｓドル、粗付加価値生産は12％増の17億Ｓドル、固定資産投資約定額は2億9000万Ｓドルだった。昨年の固定資産投資にはグラクソ・ウェルカムのジュロン工場拡充計画や米国企業スケアリング・プラウのトゥアス工場建設計画が含まれる。
ＰＢＨクラスターは新たに設けられたもので、これまでは医薬／ヘルスケアは化学部門に、生物化学は法定機関部門に属していた。ＥＤＢはこれら3部門を1つのクラスターとして振興する計画だ。
医薬部門とヘルスケアがＰＢＨ生産の各3分の2と3分の1を占め、まだ胚芽期の生物化学部門はほとんど貢献していない。ＰＢＨの付加価値生産は製造業のそれに匹敵している。部門別の生産高の伸びを見ると医薬部門が11％増、ヘルスケアの製造部門(診断／予防／治療製品の製造)が7％増で、ヘルスケア・サービス部門(研究室における検査／医療管理／放射線検査等)のビジネス支出は5倍の3100万Ｓドルに達した。
ＰＢＨクラスターには約80社の企業が属しており、これらにはグラクソ・ウェルカム、スミスクライン、ビーチャム、Rhone Poulenc Rorer、バクスター、ベクトン・ディキンソン、シーメンス・メディカルが含まれる。(ST,LZ:1/28)
|