1997-01-28 ArtNo.9206
◆<泰>仏ガラス・メーカー、安全ガラスのアジア市場開拓
【バンコク】フランス拠点のSaint-GobainとTOA及びSrasin一族が60:35:5の出資率で設けたSelcourt Saint-Gobain TOA(SSGT)はタイを拠点にアジアの安全ガラス市場を開拓する計画だ。
SSGTのMarc Vrecko重役(MD)が26日明らかにしたところでは、総投資額10億バーツの工場は1998年1月に稼働し、年産量は当初の35万ユニットから2000年の50万ユニットに拡大、年商12億バーツが目指される。製品の90%はタイ国内市場に向けられ、2000年には国内市場の30%のシェアを占める計画だ。ラヨンの工場はゼネラル・モーターズ及びオート・アライアンスの工場に隣接している。フォード、マツダ、オート・アライアンス、イスズからの受注は確実で、GEとは目下価格交渉が進められている。
Saint-Gobainは来年はインドと中国にフロート・ガラス工場の建設を予定、アジア、取り分け東南アジアへの積極的投資を計画しているという。(BD:1/27)
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