1997-01-28 ArtNo.9193
◆<星>今年の成長見通しは依然5-7%:蔵相
【シンガポール】リチャード・フー蔵相は26日、5-7%の今年の国内総生産(GDP)成長見通しに変更を加える考えのない政府の方針を確認した。
南洋理工大学(NUS)経営学部経済モデル学科の2講師が先週金曜、今年のGDP成長率を7.2%とする予測を発表したことに関して質問された、蔵相は7.2%はハイ・サイドの予想で、政府の見通しには変化はないと語った。NTUの講師らは米国におけるコンピューター関連製品の市況回復、世界的なインフレの鈍化、公共投資等を根拠に上記の予測を行った。
フー蔵相はまた新年度予算案の国会審議を4月以前に行うか否かに関して、既に113億9000万Sドルの暫定予算が組まれているため、8月までは乗り切れると答えた。オン・テンチョン大統領は向こう数ヶ月内に今後5年間の政府部門のプロジェクトを公表すると言う。1月2日に国会が解散された余波で、97/98年度予算案の審議は5月以降になると一般に予想されている。(ST,BT,LZ:1/27)
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